『房総コーヒー 旅と日常』に続いての第二弾、ついに発行です。
コーヒーのあるシーンの数々から
房総に生きる人たちの息遣いが
訊こえてきます。
あの時の記憶を呼び起こす、
クリアーな香り。
それは、房総にきらめく感性。
琥珀色の液面に描かれる、
微かな波紋。
それは、房総の豊かさのリズム。
今この瞬間の愛おしさを思う、
テイストの余韻。
それは、房総にそよぐ風土の匂い。
その土地土地で独自の輝きを放つ
一杯のコーヒー。
その輝きの全体像にこそ、
房総の魅力が凝縮しています。
自由のありかを求めて、
本を作り続けます。
房総の「名刺」のような
存在になると信じて。
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コーヒー本の前作『房総コーヒー 旅と日常』を出版した時から千葉のコーヒー、そして本作りに対する冒頭の想いは変わっていません。おかげさまで、『BOSO COFFEE -Ⅱ-』を上梓することができました。取材に快く対応してくださったみなさま、墨を使った素敵な表紙イラストを描いてくださった「WATER & PALETTE」の関野さん。ご協力いただき誠にありがとうございました。
今回は今まで以上に暮らしそのものの取材や、夫婦がともに歩んでいくその姿の取材が多くなった気がします。また、コーヒーから繋がるご縁で鍛冶屋、本屋、パン屋、カフェなど、様々な職に触れることとなりました。
多様な風土の中に、多様な生き方がある。それこそが房総・千葉の魅力だと考えています。その魅力を、どうコーヒーをきっかけとして編集していったのか。そこをコーヒーとともに楽しんでくだされば嬉しいことこの上ありません。
そして今回、出版にあわせて編集室オリジナルドリップバッグを製作しました。
房総の手軽なコーヒー土産を作りたい、
房総というフィールドで野点コーヒーを楽しみたい。
そんな想いを抱きながら、千葉市の「EUREKA COFFEE ROASTERS」の宮島さんとのセッションを経て誕生したドリップバッグです。
もっとコーヒーを自由に楽しみたい。それは『房総コーヒー -旅と日常-』で、猫実珈琲店さんの野点コーヒーを取材させていただいてから強くした気持ちです。サイクリングしながら、海辺で、お気に入りのおやつを食べてわいわいおしゃべりしながら味わうコーヒー時間の心地よさといったら。そして「勝浦朝市」への出店を重ねる中で、コーヒーにも房総へ行った思い出になるようなものがあってもいいのではないかと感じるようになりました。そんな体験や、ふと感じたことなどが入り混じってこのドリップバッグへと帰結しました。
ドリップバッグはアフリカ、中米、南米、アジアという各大陸の多様なコーヒー豆をブレンドし、まとめあげることで、多様性に満ちた房総をイメージしました。その複雑でありながら立体的で、多彩な表情を浮かべる風味は、多様な風土、暮らし、生業、そして生き方の選択肢に満ちた房総・千葉の魅力と重なり合います。
ドリップバッグは勝浦朝市やイベント出店時、そしてオンラインストアで販売致します。
ぜひ、マイボトルにあつあつのお湯を入れて(移動中に適温になればbest!)、房総の海辺で、里山で、近くの公園で野点コーヒーをお楽しみください。
■『BOSO COFFEE -2-』書籍詳細 → ●
■「BOSO COFFEE オリジナルドリップバッグ」オンラインストア → ●