元・薬店の店舗で調剤室だったところがラジオ収録室風に仕立てられていて、こちらでトークをするユニークな企画でした。
Posted on 2016.10.11
先日、佐倉市にあるムーンライトブックストア佐倉店さんで行われたトークイベント「劇薬ラジヲvol.4 新町にいいカフェがあれば」でお話させていただきました。元・薬屋だった店舗をレトロさを活かしたまま古本屋とデザイン事務所とし、城下町の風情が残るストリートと相俟って、シブい雰囲気を醸し出しています。
今回の催しではなんと贅沢なことに、京成千葉線・みどり台駅からすぐのところにある珈琲スタンド「Eureka Coffee Roasters」の宮島さんも駆けつけてくれました。古本の上でドリップとは、なかなかないシチュエーションではないでしょうか(笑)でもすごくいい雰囲気で、古本屋さんから珈琲の香りが通りに漂う感じはたまらなくいいです。
また、「新町にいいカフェがあれば」のテーマアルバムまで登場していましたよ!
前半は本を自費出版するに至った経緯から話をさせていただき、予想通り「一番印象の残ったカフェはどんなところですか?」と聞かれて答えに窮したり(笑)。TPO、その時の気分、場所、普段着で行くところか、旅先で行きたいところかなどで、カフェはまったく違う表情を魅せるので、一つコレだ!というのはたいへん難しいのです。多様なカフェがあって、多様な過ごし方ができるのが個人的にはいいなと思っています。
第二部のお客さんを交えてのトークセッションでは、二項対立の論点が飛び交い面白かったです。カフェと喫茶店の違いは?(世代間で認識が違ったり、「スタバ」をカフェと思う方とそうでない方がいるというのも興味深いところでした)、非日常と日常のカフェ(個人的には「非日常と日常のあいだ」が好きです。また、ある珈琲店店主は「禅」的であるという表現をされたことがありますが、これも共感できる感覚です)、田舎・ローカルと街ナカのカフェでは違うのでは・・・・・などなど。
ちなみに、カフェか喫茶かという話の中で、エウレカの宮島さんが「珈琲スタンド・ロースター」というもう一つの視座を呈示されたのもなるほどなぁと思いました。
最後は佐倉市の中心部、新町を活き活きとするのはどうしたら、という話題になり膨らんでいきました。界隈は車の往来の激しさに目をつむれば、城下町の風情が濃く、気になるお店もちらほらでき始めているので、今後の展開が楽しみだなぁと感じるところです。
今回、10数人ほどのお客さんにわざわざお越しいただき、本当に有り難いことです。企画、コーディネートしてくださったみなさまともども、改めて感謝申し上げます。
そして佐倉市の本のストーリーは今月、10月30日[日]の一箱古本市へと続きます。暮ラシカルデザイン編集室も幕末な装いで出店予定(!?)です。どうぞこちらもお楽しみに!
■佐倉城下町一箱古本市
http://sakurahitohakohuruhon.com
■活動がちょっと近しい匂いがするなぁと思った松戸市の事例です