「外に出て、集えるお店にしていきたい」〜勝浦パルスへ移転後、気持ち新たにスタートを切った、化粧品と本・文具の店「御宿ウチヤマ」

拙著『房総カフェ』や『千葉の海カフェ』を置いていただいております

先月中旬、自費出版した『房総カフェ』を追加納品しに、勝浦の北隣、御宿町にある「御宿ウチヤマ」さんを訪ねました。R128沿いにある化粧品店、という佇まいのウチヤマですが、2Fのフロアには本や文具が並んでいます。

実はウチヤマは約100年もの歴史があり、内山伊助氏が内山百貨店として創業したのがルーツだそうです。

 

■webサイトに昔の写真が掲載されています

http://katsuura-pulse.com/blog/3740/

 

さらに、ウチヤマは勝浦駅前で29年間親しまれた「パルス」という、やはり化粧品、本、文具を扱う店を営んでおりました。昨年末、惜しまれながら閉店されたのですが、仕事帰りにぶらっと雑誌を立ち読みできる本屋さんがなくなりとても残念でした。本の注文をしながらよもやま話するのも好きだったのですが。郷土本のほか、国際武道大学のある土地柄、スポーツ系の書籍や漫画が充実しており、こういうところも味があっていいなーと思っていました。

 

 

現在は御宿のウチヤマの方に集約しているところで、外房の郷土本が揃っています。

今回も拙著を特等席に置いて頂きました。しかも2作目の『千葉の海カフェ』まで!ありがたいことに、『海カフェ』の影響もあるのか(?)1年以上も前に発行した『房総カフェ』がここ最近、再び売れ出しているんです。本当に、こういうお店さんのおかげだと思います。いつもありがとうございます。

帰り際、お店の方に少しお話を伺うことができました。

勝浦駅前のパルスの時は学生向けの本も多かったそうですが、御宿ウチヤマでは特に健康関連の本に注力したいとのこと。

 

「ここは年配の方が多いんです。(家にこもらずに)外へ出るきっかけになればと思いまして。ただ本を並べるんじゃなく、お客さんの集まれるお店にしたいんです。外に出て来て集って、そして顔見知りになって。パルスを閉店する時、愛されてるんだなって改めて思ったんです。ウチヤマも、そういう店にしていきたいですね」

 

 

地域の中の本屋さんとして、新たなスタートを切り始めたウチヤマさんです。