ピクニックで味わうキッシュの美味しいこと!
『美味しいの先にあるものや
美味しいの内訳を探しにいかなければならない』
美味しいって、そもそもどういうことなんだろう。
その意味を探求し続ける元調理師アーティスト「EAT&ART TARO」さんの展示会、「ロマネコンティ・ピクニック ー美味しいの探し方ー」展が、市原湖畔美術館にて、5月31日まで開催中です。
「おごりカフェ」や「おにぎりのための、毎週運動会」など、ユニークな食をテーマにした作品(活動)を発表しているTAROさんの、食に関する作品をつくりだすようになるきっかけとなったところから、展示がされています。
■EAT&ART TARO さん webサイト
そして、この展示会でおすすめなのが、毎週日曜日の14:30~16:30(雨天中止)に芝生広場で行われる「美術館で湖畔ピクニック!」。な、なんと!TAROさんがテイクアウトしてきた房総の美味しい食を戴きながら、思い思いに過ごすことができちゃうのです。
この日は茂原市にある、欧州伝統菓子の店「キュイッソン」より、クロックムッシュやベーコンのキッシュ、焼き菓子がテイクアウトされてきました。これまで、杉山ジャム工房(市原市)やカフェのっぽ141(市原市)など、「いっぴんさん」や『房総カフェ』でご紹介させていただいたお店さんが続々と登場してきています。今後もどんなテイクアウトが登場するか、楽しみですね。
この芝生のピクニック、これがほんとうに気持ちがいい!
しばらくシートのうえで足を伸ばして過ごすなんて、していなかったので、こののどかさが新鮮でした。ちびっこも大人も、縄跳びやバドミントン、シャボン玉、そして凧揚げまで!思い思いに春の休日を過ごしたのでした。私もついつい、バドミントンに参加(翌日、情けない事に筋肉痛に)。
「だらだらとやるのが楽しいんですよね」
とTAROさん。
「1時間もあれば東京から来れちゃう。
会議に煮詰まったら来れちゃう距離ですからね。
地元の方がこんな風に活用してくれたら」
房総に住んでいる私たちも、意外にこんなのんびり過ごしてはいないのかなと、ふと思ったり。こういう風に「場」が設定されて、はっと気が付かされた思いがしました(そういえば、南房総市のアートフリーマーケットイン千倉はこんな雰囲気が漂っていますよね・笑)。
食って、調理法や食材にこだわるのももちろん大切ですが、誰とどこでどのように食べるか。何を思いながら食べるか・・・食べる「あり方」にほんとうに左右されるんだなというのを実感しました。いろいろ、いいな、と思うシチュエーションはあったのですが、やっぱり誰かの笑顔が見える「団欒」が一番いいなぁと、感じたのでした。
みなさんも今度の休日、ふらりとピクニック、してみませんか?