エビ芋と赤芋、どっちの里芋にしよう・・・
今日は勝浦の海辺のカフェ「Banzai Cafe」のマスター、中村健太郎さんとともに、勝浦朝市へ。今週木曜日に開催する「Banzai Yoga Style 古民家ヨガ」でお出しするヘルシー和ランチ「かつうランチ」の食材を探しに、朝市でお買い物です。天気が心配されましたが、その心配はどこへやら。気持ちのいい小春日和となりました。
「勝浦朝市」は、石川県・能登半島の輪島の朝市、岐阜県・飛騨地方の高山の朝市とともに、日本三大朝市に数えられ、その歴史は天正19(1591)年まで遡ることができます。当時の勝浦城主、植村土佐守泰忠が一次産業振興のために解説したと云われています。
千葉県内では、茂原の六斎市や一宮町玉前神社門前の朝市のように「●という数字の付く日」に市が設定される「定期市」がいまでも残っていますが、勝浦のすごいところは「常設市」であるところ。毎週水曜日と元旦以外は毎日市が立つのです。
市が立つのはだいたい6時から11時くらいまで。悪天候の日は早めに店じまいするなど、天候によって若干変わります。
さて、今回の「かつうランチ」は、ヨガを体験した後に戴くランチということで、身体への負担感のないもの、そして身体が温まるものに。野菜たっぷりのけんちん汁に、勝浦特産のひじきを使ったサラダを提供させていただくほか、Banzai Cafeのお客さんのご家族が作られているお米や梅干しも活用させていただきます。乞うご期待です!
野菜や干物系食材に強い勝浦朝市では、けんちん汁の具材を中心に物色します。まずは、「どうもお久しぶり~」と、私が呼び止められてしまった(笑)、勝浦市の総野地区にお住まいの長田(おさだ)ばあちゃん。勝浦市に移住直後、朝市でタケノコのカットの仕方を実演で教えて頂いたばあちゃんです。今日の長田ばあちゃんの露店には、旬の里芋がごろごろしています。
「おばあちゃん、エビ芋ってなんですか?」
と健太郎さんが問いかけると、
「エビ芋はね、エビが反り返っているように見えるの」
と長田ばあちゃん。本当はもうちょっと大きく育つらしいですが、美味しそうな端正な形をしています。手前の紅芋も気になります。さて、どっちにしましょうか・・・
迷った結果、エビ芋をチョイス。
そうしたら親芋もオマケでくれちゃいました。こんなにいただいちゃっていいのかな(笑)
通りを移動する道すがら、朝市通りの勝浦タンタンメンでお馴染みの「いしい」の旦那から、「よう!」と呼びかけられる健太郎さん。いしいさんもちょくちょくBanzai Cafeに来てくれるのだとか。こういう飲食店繋がりもいいですね~。勝浦のビストロ「おーぼんあくぃゆ」の成瀬さんと勝浦朝市を巡った時もそうですが、飲食の方と一緒に朝市を廻ると、違った目線になれるので愉しいですね。
その成瀬シェフと廻った時にも立ち寄った小高さんの露店へ。けんちん汁に欠かせない具材、それはゴボウ。そして、朝市でゴボウといえば小高さんであります。
帰り際、自宅用に、鶴屋海産さんの「甘口おかかみそ」をGET。これ、ご飯のお供にいいんです。
鶴屋さんは鰹節を削っていて、お店のまわりにふわりと良い香りが漂っています。これも勝浦朝市の情景のひとつです。
さ、13日の古民家ヨガ、ゆっくりと、そしておいしくご堪能くださいね~。