祖母の暮らす新潟・阿賀野の里へ。のっぺい、赤土漬に舌鼓を打ち、保存食「浸し豆」を分けてもらいました

田んぼの匂いの向こうに、五頭山の雄姿を

五頭山望む、祖母の庭。ナス、トマト、キュウリ、カボチャ、枝豆、スイカ、キウイなどなど、育てる作物は多種多様。まさに百姓の佇まい
五頭山望む、祖母の庭。ナス、トマト、キュウリ、カボチャ、枝豆、スイカ、キウイなどなど、育てる作物は多種多様。まさに百姓の佇まい

今年のお盆は小諸市→長野市→村上市経由で、新潟県阿賀野市にある祖母の家へ帰省。雄大な五頭山を望む祖母の家は、いつ訪ねてもゆったりとした気持ちにさせてくれます。

集落界隈の様子。田んぼの匂いを嗅ぐと、幼い頃ここで遊んだ記憶が蘇ってきます
集落界隈の様子。田んぼの匂いを嗅ぐと、幼い頃ここで遊んだ記憶が蘇ってきます
畦にはこのように、よく枝豆を植えたと云います。今は田んぼだったところをいち面枝豆畑にする事が多いようです
畦にはこのように、よく枝豆を植えたと云います。今は田んぼだったところをいち面枝豆畑にする事が多いようです
この辺りには生協と契約し、特別栽培米を育て、都市の消費者と交流している生産者も多いです
この辺りには生協と契約し、特別栽培米を育て、都市の消費者と交流している生産者も多いです
近隣の小山に自生していた笹。越後名物「笹団子」は餡が定番ですが、祖母の家やその周囲では、味噌味やゴマ味の笹団子が作られました。田植えの忙しい時に、作業の合間に笹団子を食べていたそうです
近隣の小山に自生していた笹。越後名物「笹団子」は餡が定番ですが、祖母の家やその周囲では、味噌味やゴマ味の笹団子が作られました。田植えの忙しい時に、作業の合間に笹団子を食べていたそうです

この日は祖母や母親とともに、安田温泉やすらぎで温泉三昧。

湯上がり後は阿賀野市の中心部・水原にある、新潟の有名店「ラーメン党ひさご」へ。84になる祖母は大のラーメン好きで、パンを食べた後だったのですがラーメンを完食。おいしいものを楽しく元気に食べることが、長生きの秘訣なのでしょうか。

祖母は近隣のラーメン店情報にも詳しいツワモノです
祖母は近隣のラーメン店情報にも詳しいツワモノです

夕食は郷土食や手料理に舌鼓を打ちます。

まずは「のっぺい汁」。

続いては祖母のお手製の、ナス、キュウリの浅漬け。

これがユニークで、塩だけではなく、祠の近くにあるという赤土も一緒に漬け込むのだそうです。どうも色が良くなるから、、、らしいのですが、ユニークなやり方です。祖母の漬物はあっさりめの味付けでおいしいです。

 

翌朝、納屋のあたりを観察すると、枝豆が干してありました。コレ、枝豆を完熟させた大豆ではなく、あくまで枝豆。

この地域では、乾燥させた枝豆を「浸し豆」と云い、ひと晩水に漬け、さっと茹でると、また枝豆のようなおいしさを楽しめるのだそうです。少しわけてもらったので、今度試してみたいと思います。

 

ゆっくり過ごした束の間の新潟暮らしでした。