【いっぴんさん】茂原市「PATISSERIE CUISSON(パティスリー・キュイッソン)」〜大切な贈り物に、一人の職人の生き様が宿った「Parade de chocolat」を

『月刊ぐるっと千葉』2月号の「いっぴんさん」は、茂原市の欧州伝統菓子の店「PATISSERIE CUISSON」を訪ねました。

 

■PATISSERIE CUISSON

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ひと月半振りに茂原市にある欧州伝統菓子の店、キュイッソンを訪ねると、オーナーシェフ、齋藤由子さんのいつも変わらぬ豪快な笑顔のお出迎え。思わずこちらもハイテンションになります(笑)。


これもキュイッソンを訪ねる魅力でもあるんですが、もちろんお菓子の美味しさも格別。今日は「クグロフ」に釘付け。洋酒のきいた味わい、ほんとうに美味しい。いえ、美味しいだけじゃないんです。ヨーロッパを旅した時の情景が、ふっと浮かんでくるんです。苺のショートじゃ、たぶんこうはいきません(個人的にクグロフはストラスブールを旅した想い出が詰まった特別なスイーツでもあります)。

千葉県のタウン情報誌『ぐるっと千葉』2月号に掲載した連載「いっぴんさん」では、そんなヨーロッパの情景を宿したお菓子から、ストーリーが始まります。

「Parade de chocolat」。バレンタインの贈り物にどうぞ。同じく茂原市にある「kuze's」さんのカッティングボードも素敵です
「Parade de chocolat」。バレンタインの贈り物にどうぞ。同じく茂原市にある「kuze's」さんのカッティングボードも素敵です
『近代製菓概論 TRAITE DE PATISSERIE MODERNE』(著書 E.ダレンヌ E.デュヴァル/訳者 時光朗/日本洋菓子協会連合会)は齋藤さんに影響を与えた重要な本のひとつ
『近代製菓概論 TRAITE DE PATISSERIE MODERNE』(著書 E.ダレンヌ E.デュヴァル/訳者 時光朗/日本洋菓子協会連合会)は齋藤さんに影響を与えた重要な本のひとつ

バレンタインの贈り物にぴったりなギフトセット「Parade de chocolat」の中のひとつ、ヴィエノワ・ショコラやティグレの製造過程を見させていただきましたが、改めてその作業の細やかさに驚かされました。


そんな齋藤さんがパティシエを目指したきっかけや、フランスから帰国後、自分の店を構えるまでの道のりは、ぜひ本誌をご覧頂きたいと思います。


「修業時代は辛いことも多かったけど、

 出逢っておくべき人ときちんと出逢えていた気がする」


と、様々な人たちとの出逢いと、積み重ねて様々な人生の機微が、齋藤さんの生み出す菓子に込められているのです。それは、一人の職人の生き様そのもの。ぜひ、誌面で、そしてお店で、その真っすぐな眼差しに触れてみてください。

 

いっぴんさんの撮影は敏腕カメラマンの織本知之氏
いっぴんさんの撮影は敏腕カメラマンの織本知之氏

茂原市「PATISSERIE CUISSON(パティスリー・キュイッソン)」の奥が改修中だと思っていたらついに8月1日、「Cafe CUISSON(カフェ・キュイッソン)」が誕生します

Posted on 2014.7.26

本日はプレオープンにお邪魔しました

欧州伝統菓子の店「PATISSERIE CUISSON」に前回訪ねたのが2月。「実はカフェを今作ってるんです」とニヤリと笑う、店主の齋藤さんに案内されて、まだ改装中の現場に足を踏み入れたのでした。当時はまだ板材や塗料などがあちこちに居座っている状態で、完成図は想像できませんでしたが、壁に配されていた板がシックでカッコいいなぁという印象を抱いたのを覚えています。

 

それからはや5ヶ月半。ついにカフェが出来たとの吉報を頂き、本日のプレオープンに訪問んさせていただきました(ご招待いただきありがとうございます!)

 

店舗に入ってもう、思わず「うわぁ~」っと、ぽかんと口を開けたまま感嘆の声を漏らしてしまいました。もうね、ステキ過ぎますよ。シックな欧州のイメージに包まれた、このカフェ空間。ドライフラワーの配され方といい、たまりませんね。

そして変わらぬ齋藤さんのハイテンションなお姿。おいしいお菓子も魅力的ですが、いつも元気をくれるこの齋藤さんの明るさが、なによりキュイッソンというお店の魅力だと思っています。

この日はご招待のプレオープンということで、ドリンクプラス、デギュスタシオン(試食)のケーキ5種のおもてなし。もう、美しすぎます・・・。てっきり抹茶だと思っていたシュークリームはピスタチオだそう。齋藤さんが「サバランの変化球」と云う一品はジュワッとした食感と広がる爽快な風味が印象的でした。

 

帰り際、「市野川ジャルダンドゥラビエール」のフライヤーをPRしてもらっちゃいました!

ちなみにお子さんの手にされているフライヤーは偶然バッタリ遭遇したヨシモトさんが持って来てくれた「あわのネ」のフライヤー。南房総の音楽イベントでは代表的な存在ですよね!今年は9月20日に行われるそうですよ。

 

■「あわのネ2014」 →  ● 

 

今日はカフェ・キュイッソンでの滞在中、懐かしい人との再開、新たな出会いのオンパレードでした。人の集う場として、さらなる一歩を踏み出すキュイッソン。齋藤さんのハツラツとした元気が、多くの人たちに伝播していくことでしょう。オープン、ほんとうにおめでとうございます。

 

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