コーヒー豆の店 ゆら
船橋市習志野台4-69-11
月・火曜定休
10時30分~19時
先月末、船橋の実家に戻ったついでにずっと気になっていた自家焙煎コーヒーのお店に立ち寄ってみました。新京成電鉄の習志野駅から徒歩10分ほど。薬園台高校のほど近くの住宅街にある「コーヒー豆の店 ゆら」さんです。
実は、薬園台高校は私の母校。チャリ通学していたのですが、当時から飲食店を「発掘」するのが大好き。北習志野にある有名な和菓子店「白妙」の「白牛酪餅」を買い求めに通ったりと、ちょっと変わった(?)学生生活を送っていました。
卒業後、社会人になってから、ヤッコウの近くに自家焙煎のお店がオープンしたと小耳に挟んでいたのですが、ずっと行けずじまい。この日、ようやくにして伺う事ができたのでした。
「今でも『薬園台高校に通ってったんです』って方が来ますよ。
でも、さすがに学生さんは来ないですね。
OBの方がたまにいらっしゃいますよ」
と笑う、ご主人。高校の話題と気さくなご主人の微笑みに、否応にも親近感が湧いてきます。
「ゆら」はオープンして丸10年。今年で11年目になるそうです。店内には様々なコーヒー豆が並んでますが、SHOPカードに記された各コーヒーの味わいが巧みに表現されていて、選ぶ際の目安になります。もちろん、好みを踏まえてアドバイスもしていただけます。
例えば、マンデリンなら
「いい意味で土くさい苦みだよね」
カイナムイinケニアなら、
「完熟オレンジのような甘さと爽やかさがあります。
オレンジピールのパンやケーキなどによく合いますね」
イメージを膨らませながら「コレかな」というところが見えてきたら、今度は試飲を試させていただけます。この試飲の時がまた楽しいです。というのも、常連さんが多くいらしていて、「アラ、薬園台だったの?」と、コーヒーを味わいながらの会話が弾むのです(ちなみに、カフェ、という訳ではありません)。
数種試した結果、カイナムイinケニアに決めました。
苦みの刺激はほとんどなく、まろやかな甘みに酸味がいい塩梅にキレを与えます。『完熟オレンジのような』というのはほんとうに絶妙の表現ですね。
水出しアイスコーヒーのパックをあわせて買い求めます、と、おまけに、アゾテナ(グアテマラ)をいただきました。
「ケニアと3:1、
または1:1でブレンドしてみてください」
とご主人。自分でブレンドを楽しめる、これは面白いですね!どうもありがとうございます。
肩肘張らず、気軽に、いつものコーヒーライフよりもちょっと奥深い世界に遊ぶ。ワークショップや教室などより、まったくもって日常的なのですが、深さに導かれる感覚が心地よいのです。また、帰省の際には立ち寄ってみたいですね。