「この人、飯島さんですか?」「友人に描いてもらったんですが……そういうことにしちゃってます(笑)」
GWに黒磯のSHOZOを訪ねたとき、DIC川村記念美術館(佐倉市)で行われる「アート&クラフトフェア チバ にわのわ」のフライヤーをきっかけにスタッフの方と話が弾み、
「もうひとつ、あるんです」
と、もう一つの千葉の情報、千葉市にあるカフェのショップカードを手渡してくれたのです。そこに書かれた住所を頼りに、さっそく車を走らせます。
京成大和田駅界隈の賑わいと、㸿橋(こてはし)の住宅街の挟間。
幹線道路と街の喧噪から辛うじて逃れるかのように、この一軒のカフェに北総・印旛の自然の僅かな残照が集まっています。
「iijima coffee」(千葉市花見川区柏井町1617-7)。
SHOZOで働かれていた飯島さんご夫妻が今年の4月に開いたカフェです。
シックな装いの中に貞淑さが見え隠れするその空間に身を委ねる心地よさは山のSHOZOを思い返させます。それになによりも、ここ、千葉の風土をきらきらとした光にしてくれている。那須だけじゃなく、千葉にも光の降り注ぐ空間を。それが嬉しくてなりません。
そして、ご夫妻と交わす会話が楽しみです。
「この白い梁はみんなで塗ったんです。
元々居酒屋だったところで」
奥様の実家が近かったことからこの地に辿り着いたそうです。
そしてお二人ともカフェ好き・・・いえ、もっと正確に言えばSHOZO好き(笑)
「好きで好きで通って、働き出して」
とSHOZO時代を話す奥様の嬉しそうな顔が印象的でした。
帰り際、きっかけを作ってくれた「にわのわ」のチケットを購入しました。
いよいよ本日から開催ですね。