今回は大雪による延期を乗り越えての開催です
当初、いすみ市で行われていた「ナチュラルライフマーケット」がなくなり、またこういうのがあったらいいね、と声が挙がっていた折、大多喜町にあるベジタブルガーデンで毎月第三日曜に行う市が実現。初めはわずか五軒ほどの出発だったそうです。
その後、順調にその「あつまんべ市」が定着していきましたが、やがてもっとコアなモノが出せるような市が欲しいと模索が始まります。
そんな時、東日本大震災が発生。客足はぱったりとなくなりました。「景気づけに何かやろう」……つくり手たちに声を掛け直して、あつまんべ市とは違う、新たな市「房総スターマーケット」が、その胎動を始めたのです。
「スタマ」は例年3月と11月に行われますが、大雪により3月開催予定が延期となり、改めて開催された今回開催されました。この日は市野川での草刈りに参加したため、終了予定時間の1時間前に会場のベジタブルガーデンに辿り着きました。いつもは混雑している印象のスタマですが、会場はすでにまったりとしたムードになっています。
前回買いそびれたオイルサーディーンを買い求めに、「漁師工房 拓」(いすみ市)さんのブースへ。すると気っ風のいい照代さんに「蛸のサラダ食べてきなよ~」と、地蛸のサラダを振る舞っていただきました!蛸の甘さとシャキシャキの野菜がたまりません。思わずガツガツと戴いちゃいます(すみません、ものすごくお腹もペコペコでした・笑)
オルチョのオリーブオイルで漬け込んだオイルサーディーンとともに、親戚の方が栽培されたという完熟トマト(かなりお買い得でした)も購入しちゃいました。
そうだ、古民家にんさんちは西日が強いから、ゴーヤカーテンしなきゃ。そう、ベジタブルガーデンにはこんなゴーヤ苗も販売しているのです。
「おちちや」(御宿町)さんでベーグルを買い求めつつ古民家談義を満喫したら、米Tでお馴染み、「亀吉」(いすみ市)の小畑さん→「北土舎」(いすみ市)さんブースにいらっしゃった「硝子屋 福」(睦沢町)の福田さんへと、ものづくりをされるみなさんのもとへ。今日も福さんの硝子の器を連れて帰ってしまいました。夏にシュワリとスカッシュを注いでみるのもいいなぁ。
お店にとっては、
「あそこに行けば理解して買ってくれる」
お客さんにとっては、
「あそこに行けば欲しいものが買える」、
そんな関係。
間があいちゃうと忘れちゃうから「続けること」。
それは「信頼」。
そうして「繋がりが広がる」。
繋がりがリンクしていく、きっかけづくりのマーケット。
それが「房総スターマーケット」です。