「いせもとcafe」
木更津市富士見1-8-12
先月、内房・上総地域を巡ったついでに、木更津にあるぐるっと千葉の社屋へ。いっぴんさんの担当編集者さんと一緒に、懐かしのお店でランチしてきました。
JR木更津駅西口(海側)エリア。八剱八幡神社のすぐ近くに酒屋さんがあります。その店舗の脇に洞窟のように伸びるアプローチの行き着く先に、酒蔵の倉庫を改装したカフェがひっそりと佇んでいます。
いせもとcafeさん。
店舗看板に描かれている通り、スープカレーが定番のカフェです。
扉を開けるとランチ時とあってか、外のひっそりとした佇まいと打って変わって、カウンター席まで大勢の人たちで賑わっています。編集I氏はタンドリーチキン膳を。私はもちろんスープカレーを注文。
タンドリーチキンも美味しそうですが、このスープカレーはやはり外せません。スープカレーの中に大きめにカットされたお肉と野菜がゴロリ。別皿のライスにはレモンを搾ります。そのライスを・・・・・
「ライスをルゥにつけて食べてもよし、
思いっきり浸してリゾットのようにして食べるのもよし」
とママのアドバイス。では、私はスプーンですくったライスをルゥにつけて食べてみます。
・・・・・うん、なるほど!
すっと駆け抜けるような酸味に、ぱっと弾けるようなルゥの香り。レモンが風味をより立体的に表現してくれます。さらりとして食べやすい第一印象。そして食べていくごとに深い味わいの虜になります。これぞ木更津の味のひとつといえるでしょう。食後にはさっぱりとフルーツヨーグルトでお口直しです。
発展目覚ましい木更津市。
私がぐる千葉で働き始めたのが8年前。図書館の近くでまろねさんがオープンされて、清見台カフェさんが大通り沿いに開業。旧国道の一本裏通りにはこうぼ食堂さんもできました。『木更津キャッツアイ』でモー子が、「木更津にスタバができますように」と八剱八幡神社にお参りしたシーンがあったなと思ったら、本当に木更津に初スタバができました。そして、アウトレットモールの話題が華やかになる頃には次々と郊外にカフェが生まれていきました。その中でも、今年の秋に10周年を迎えるいせもとcafeさんは、木更津の喫茶店文化からカフェ文化へ至る潮流の中の、道標のような存在だったのではないか、と思うことがあります。
帰り際、会計をしていると、なんと嬉しいことにママが私のことを覚えていてくれたので(そんなに頻繁に通っていた訳じゃないのに、有り難いことです!)
「いとこが勝浦でカツオを獲ってるのよ」
と勝浦繋がりの話が出てきてついついおしゃべりに花が咲きます。会社から自転車で行くことはできなくなりましたが、また木更津を訪ねた時には立ち寄りたいカフェです。