「Rainbow grill(レインボーグリル)」
館山市大神宮163-1
11時~18時(LO17時)
木曜定休
4月は内房から南房総にかけて店舗取材の依頼を立て続けにいただいたため、ついでに気になるお店に足を運んでみました。まずは館山市南部。
『海の幸』で知られる画家、青木繁ゆかりの漁村、布良(めら)にほど近い国道沿い。南房総のジモト系スーパー「おどや」の向かいに、かつて宿だった建物がカフェ風の飲食店になっていることに気が付き、この日満を持して訪ねてみました。
「HAMBURGER Rainbow grill(レインボーグリル)」。
ウッディな看板に鮮やかな虹のロゴ。潮風そよぐデッキスペース・・・南房総の明るい海辺のイメージをそのまま詰め込んだような佇まいに、思わず心が躍ります。
店内にはテーブル席をメインにカウンターが二席ほど。お店の方にお伺いすると、パイナップルのハンバーガーやアボガドバーガーがおすすめとのこと。
「ハワイではパイナップルを挟んで食べますよ」
と教えてもらい、パイナップルバーガーをチョイスしてみました。
ジュウジュウ焼ける音にわくわくしながら出来上がりを待ちます。そして、重量級のそのボリュームに思わず「え!?こんなに大きかったの??」と声を挙げてしまいました。道の駅三芳村鄙の里(南房総市)のビンゴバーガーさんをついつい思い出してしまいました(笑)。
量もさることながら味も抜群。噛み締めるごとにパテからぎゅっとうま味が放たれていきます。でもこのパテ、脂こくないのが特徴的。そのうま味が焼いたパイナップルの爽やかな甘みと溶け合い、立体感ある味わいを生み出します。ちなみにパテは和牛100%だそうです。お腹に自信のある方はぜひダブルバーガーにチャレンジしてみてくださいね。
このレインボーグリルさん。売りに出ていたこの物件を見つけ、昨年12月にオープンしたのだそうです。界隈には富崎ベーカリーさんやawa cafeさん、ちょっと車で行けば波音日和さんやシラハマアパートメントさんなど、若い感性に満ちたカフェやパン屋さんが多く集まっています。一方で地元の漁協のお値打ち食堂「相浜亭」さんや、房州寿司の「富鮨」など、地元の方の手掛ける名店も揃ってますから、相浜・布良から白浜にかけてはますます注目のエリアと云えるでしょう。今後の盛り上がりが楽しみですね。